製品情報
製品名: ウェルソルブ (WellSolve)※「人工腸液調製用試薬」は下部をご参照ください。
最近の新薬候補化合物特性の傾向として、水に溶けない、分子量が大きいことが特徴的であります。一説には新規化合物の約70%以上は難水溶性であり、従来の難溶解性のレベルを超えて1μg/ml以下の溶解度の化合物も珍しくありません。
このような状況の中で、膨大な数の新薬候補化合物の薬効や動態のポテンシャルを見積もるためには、探索および創薬ステージの早い時期において確実で適切なスクリーニングを行うことが重要となってきます。そこで難溶性化合物の効率的な創薬研究をご支援するために、私たちは水溶性可溶化溶媒、「ウェルソルブ」をご提供させていただきます。単なるみかけの溶解性改善だけではなく、in vivoに反映される溶解度の改善をも同時に行うことで創薬研究のスピードアップをお手伝いさせていただきます。また、プレフォーミュレーションの一環としてプロトタイプの可溶化製剤もご提案させていただきます。
このような状況の中で、膨大な数の新薬候補化合物の薬効や動態のポテンシャルを見積もるためには、探索および創薬ステージの早い時期において確実で適切なスクリーニングを行うことが重要となってきます。そこで難溶性化合物の効率的な創薬研究をご支援するために、私たちは水溶性可溶化溶媒、「ウェルソルブ」をご提供させていただきます。単なるみかけの溶解性改善だけではなく、in vivoに反映される溶解度の改善をも同時に行うことで創薬研究のスピードアップをお手伝いさせていただきます。また、プレフォーミュレーションの一環としてプロトタイプの可溶化製剤もご提案させていただきます。
ウェルソルブ (WellSolve)
< 安全性に関するデータ >
急性毒性(LD50)
ラット経口 : > 20 g/kg
ラット静注 : > 1.2 g/kg
マウス経口: > 20 g/kg
マウス静注: > 3.2 g/kg
マウス腹腔内: > 8.7 g/kg
イヌ静注: > 3.1 g/kg#
(参考:イヌ経口: > 2.5 g/kg*)
AMES TEST: Negative
変異原性試験: Negative
反復投与無毒性量
イヌ経口4週: 1470 mg/kg
イヌ静注4週: 25 mg/kg
ラット静注4週: 75 mg/kg
(参考:ラット経口4週: > 1750 mg/kg*)
*最大使用実績量
#状態変化が著明で注意
ラット経口 : > 20 g/kg
ラット静注 : > 1.2 g/kg
マウス経口: > 20 g/kg
マウス静注: > 3.2 g/kg
マウス腹腔内: > 8.7 g/kg
イヌ静注: > 3.1 g/kg#
(参考:イヌ経口: > 2.5 g/kg*)
AMES TEST: Negative
変異原性試験: Negative
反復投与無毒性量
イヌ経口4週: 1470 mg/kg
イヌ静注4週: 25 mg/kg
ラット静注4週: 75 mg/kg
(参考:ラット経口4週: > 1750 mg/kg*)
*最大使用実績量
#状態変化が著明で注意
製品名: 人工腸液調製用試薬
人工腸液調製の煩わしさを解消します人工腸液(FaSSIF, FeSSIF)を用いた溶出試験がDressmanらによって提唱されており、現在、多くの製薬企業において本試験法の導入が検討されています。また、FaSSIF及びFeSSIFを用いた化合物の溶解度評価も初期物性スクリーニングの一環として適用されつつあります。しかしながら、FaSSIF及びFeSSIFはその調製法が困難であることや、調製した溶液の安定性など様々な問題点が挙げられています。そこで本人工腸液調製用試薬は、人工腸液の調製時間を大幅に短縮し、安定的な溶解性試験を遂行することを目的として開発されました。
人工腸液(FaSSIF, FeSSIF)調製に際して、レシチンは溶解性が極めて低いため溶液の調製が困難であることや調製した溶液間での再現性が問題となっていました。そこで本試薬は、レシチンの溶解性を改善することによって、迅速で安定的な人工腸液の調製を可能としています。また、本試薬は通常の人工腸液のレシチン及びタウロコール酸ナトリウムの含有濃度比(モル比:1/4)に調整済みのため、緩衝液(FaSSIF及びFeSSIF調製用溶液)を用いることによってさらに迅速な人工腸液の調製が可能です。
本試薬は医薬品の溶出試験や化合物の溶解性スクリーニングの安定化及び迅速化に貢献することによって医薬品開発を支援します。